新規事業・商品企画から研究開発推進、現場の課題解決・改善、そして、、人材育成まで
ジャパン・リラーチ・ラボ(JRL)は、明日の飛躍をお手伝いいたします。

新型コロナ対応でテレワークコンサルティングを実施しております。 詳細はこちら

 TOP>解説・講義>分析評価・解析 (解説・資料・説明)>代表的分析手法の原理・特徴>

ガスクロマトグラフ(GC)の測定条件の考え方

  (GC:Gas Chromatograph)

 
研究開発から問題解決、人材育成まで 技術分野のことならJRLにお任せ下さい
 

 GC分析では、カラムの選定以外にも様々な測定条件がある。


 まず、キャリアガスは、一般的には、水素、ヘリウム、窒素が使われているが、それぞれに特徴がある。この3つの中では窒素は最も安価で、普通に使う限りにおいては安全である。ただし、実用船速度が遅いために流速が上げられず、他の2つのキャリアガスに比べる分析に時間がかかる。また、流速に対するHEPT(理論段相当高さ:理論段1段に相当する長さをmm単位で表したもので小さいほど良い)の応答性が大きいため、最適流速域が狭いので条件設定マージンが取りにくい。

  • クロマトが非対称になる
    どうしても汚染が検出される
    目的に合わせた測定条件が分からない
    安定したデータが得られない

    こんな時はJRLにご相談ください

これに対して、水素は流速に対するHEPTの応答性が小さいので流速変化による影響を受けにくく、条件設定マージンも広く取れる。また、ガスの価格もヘリウムに比べると窒素ほどではないが安価と言える。しかし、安全性という面では極めて注意深く扱う必要がある。過去に漏洩による事故も報告されている。


 さて、上記の記述からも測定条件において流速の設定が重要であることは容易に理解できるはずである。一般的な傾向として、キャリアガスと流速の間には下記のような関係がある。従って、最適流速域と呼ばれるものがあるので、その条件で測定するのが一般的である。

  GC分析でお困りのことは、ジャパン・リサーチ・ラボまで。
 お問い合わせは下記より。



分析を真に活用して研究開発を加速しませんか 分析相談・コンサルティングはこちらへ

ご相談、お問い合わせは、まずは下記までお気軽にお問い合わせ下さい

お問い合わせ


分析相談もできる特典満載のJRL会員 ご入会はこちらへ


  •  このページはお役に立ちましたか?

    YES    NO

    ご意見・ご感想




 総合技術コンサルティング&人材育成
ジャパン・リサーチ・ラボ

JRL