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LCにおけるカラムの選択・選び方

   
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 HPLCにも様々なカラムがあり、その中からどれを選べばよいかというのは、特に初心者にとっては悩みの種である。そこで、ここではカラム選択における主な基準を解説する。

  まず重要なことは、使う溶離液が非極性か、極性か、すなわち、試料が非極性溶媒にとけるか、極性溶媒にとけるかということである。前者の場合は、多くはヘキサンを溶離液に用い、後者の場合には水やメタノール、アセトニトリルなどということになる。これによってまず使用するカラムの系統が決まる。もちろん、混合溶媒というものある。


  • 前処理の方法が分からない
    クロマトが非対称になる
    どうしても汚染が検出される
    目的に合わせた測定条件が分からない
    安定したデータが得られない

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 次の基準は、専用カラムがあるかどうかという点である。専用カラムがあれば当然それを選択することになる。ほとんどの専用カラムは低分子(概ね分子量5000-10000以下)有機化合物対応であることが多いが、その他のものも開発されているのでカラムメーカーのカタログ等を参考にすると良い。




専用カラムが無い場合には、次の選択基準としては試料の予想分子量が挙げられる。概ね分子量1万程度を境にして、高分子用カラム、低分子用カラムを使い分けることになる。そして、極性溶媒を使う場合には、イオン性か非イオン性か、また、pHもカラムダメージの問題もあるので重要な選択基準である。これらを踏まえた上で、最後に分離モードの選択を行うことになる。ただし、分離モードの選択は必然的に決まることが多いとも言える。

 なお、ここに上げたのは一般的な系統分類であり、実際にはメーカーに確認する、できるだけ希薄系で予備測定をする(希薄にするのは万が一のダメージを軽減するためである)などで、時にはトライ&エラーも必要である。もちろん、測定条件の検討も必要なことは言うまでもない。



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