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目標達成の方法
人はその内容や大きさは様々ですが、日々何かを成し遂げたいという目標を持っています。そして、多くの場合目標達成のための努力が必要になります。ただし、この努力は必ずしも苦しいものである必要はありません。達成感にこそ違いはあるかもしれませんが、努力の辛さや苦しさと目標達成とは残念ながら比例関係にありません。さらに、多くの人が目標を達成できずに挫折するという悲しい思いをしています。
では、なぜ目標が達成できないのでしょうか。例えば、通常どう考えても達成できそうにない難易度の高い目標であったかもしれません。または、単なる三日坊主だったのかもしれません。
前者について言えば、目標設定自体が適切ではなかったと結論することもできます。しかし、それで終わってしまえば成長は期待できません。容易に達成できない目標をクリアしてこそ成長できます。ここでいう目標設定自体の適切ではない点とは、最終目標と過程目標の切り分けです。非常に難易度の高い目標に向かっていきなり走り出してもゴールに辿り着くことは極めて困難です。例えば、それまで全く運動をしていなかった人がいきなりフルマラソン大会やトライアスロンに出るというのは適切な目標設定とは言えないでしょう。
したがって、目標達成を考えるときに途中段階の目標を考え、目標自体を分割して優先順位をつけることが重要です。特に、難易度の高い目標の場合には、いきなり最終目標に挑戦するのではなく、その最終目標をクリアするための条件を最初の目標として段階的に最終目標に近づいていくことも必要です。
また、この時内容の細分化という視点だけではなく、時間、すわなち、期限の細分化も有効です。例えば、一番長い時間スパンの目標はライフワークと呼べるでしょう。文字通り、一生をかけて達成しようとする目標です。そして、それとは別に今日の目標、今週の目標、今月の目標、そして、今年の目標と大小さまざまな目標を持つことは効果的な方法です。また、内容、期間など様々な形での目標の細分化は、成功体験を得るという意味で非常に有効です。人は、失敗ばかりが続くとモチベーションが維持できません。しかし、小さなものでも成功体験を積み重ねることで人はモチベーションを得て辛さや苦しさに立ち向かえる力を得ることができます。
では、後者の三日坊主など意思の問題についてはどうでしょうか。まず考えなければならないのは、目標達成の目的、すなわち、意味と価値です。その目標を達成することによる「うれしさ」が明確に認識できてなければ、目標達成の意味、理由を見失ってしまい、気が付けば目標達成に向けて進むことをやめているということになります。例えば、こんな時には、3年後、5年後、10年後などその目標を達成できた時の自分の姿を思い浮かべることも一つの方法です。
また、ここでいう意思とはモチベーションと言い換えることもできます。モチベーションの維持には、前述の「うれしさ」も重要な要素の一つです。そして、もう一つ、目標を明確に認識することも必要不可欠です。実は、多くのケースで目標自体があやふやであり、漠然としかイメージされておらず、自分自身でもきちんと理解できていません。では、どうすれば、目標を明確化できるでしょうか。一つの有効な方法は、色々な場面でよく言われる言葉ですが、「見える化」を行うことです。具体的には、言葉にすることです。例えば、言葉に出して言う、紙に書きだすといったことです。テレビなどで見ることもありますが、壁や冷蔵庫などの目に付くところに掲示するというのも一つの方法です。
この時重要なことは、冗長的にならず、できるだけ簡潔に表現することです。簡潔な言葉で表現するためには、本質が理解できていなければなりません。したがって、目標を明確な言葉にすることで自分自身で理解し、整理することができるのです。また、付随的な効果として、紙に書きだし、前述のように掲示すると日々目にすることになり、目標を達成するという強い意志を維持することができます。
すわなち、目標を達成するためには、その達成ための条件を考え、必要に応じて目標を細分化することが必要です。そして、目標を明確に意識し、達成するという意思を維持するために、簡潔な言葉にして表現することが有効です。目標達成とは、誰にとっても容易なものではありません。しかし、だからこそ達成する意味があるのです。せっかく決めた目標をあきらめることなく達成してください。
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