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なぜ企業には組織が必要か(企業における組織の役割)


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 組織という言葉の定義からすれば企業自体が組織ということになるが、ここでいう組織とは企業内における様態、すなわち、部署や役職といった区分で形成されるものである。通常の企業には、ここで言う組織はほぼ必ず存在する。しかし、一方では上意下達の徹底による指示待ち、イエスマンの発生、決断の緩慢、非効率、そして、縦割りなど様々な組織形成による弊害も認識されている。にもかかわらず、必ず組織は形成され、また、企業にとって組織は必要不可欠とも言える。

   

 では、なぜ必要不可欠にもかかわらず、弊害ばかりが言われ、本来の機能をしないことが多いのであろうか。一つには、組織が形成される、定義される元になった根本的な目的が無視されているからに他ならない。組織の形態はピラミッド階層型やフラット型などいくつもあるが、そのどれにおいても、また、どれを選択するかということにおいてもその企業がどういうことをどのように実現したいのかということを踏まえた目的と組織の効果から考えなければならない。

 どのような形態であっても、組織が形成されることによる最大のメリットはシナジーの発現であろう。しかし、シナジーというだけでは漠然としているのでもう少し詳しく見ていくことにする。組織による最も代表的な具体的効果の一つは役割分担による効率的行動の実現である。多くの場合、誰がやっても良い、誰かがやるだろうという状況においては、結局誰もやらない。しかし、組織が形成されて役割が明確になると、責任が生まれ確実な行動が実現する。それと同時に、組織として行動することで自然とベクトルが集約されていくことになる。

 また、組織として共有することでナレッジの非属人化が期待される。これによって、継承への寄与はもちろん、底上げ型の平準化や企業としての安定性、永続性へと繋げることができる。そして、企業文化の浸透と、企業文化自体の醸成基盤の形成にも寄与することになる。

 このように、組織自体は企業活動に対して悪影響を与えるものでは決してなく、逆に必要な構成要素の一つであると言える。重要なことは、既成概念の組織という先入観にとらわれることなく、何をどのように実現したいがための組織であるかという目的を忘れないことである。組織とは、形成することが目的ではなく、本来の目的達成するための手段の一つである。


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