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ブルーオーシャンとは何か


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 「ブルーオーシャン戦略」という言葉を聞いたことがある人は多いのではないでしょう。競争が激しく潰しあいになりかねない既存市場を「レッド・オーシャン(赤い海、血で血を洗う競争の激しい領域)」を避けて、競争のない未開拓市場である「ブルー・オーシャン(青い海、競合相手のいない領域)」を切り開くというものです。

 果たして必ずしもブルーオーシャンは、住みやすい繁栄が約束された夢のような場所なのでしょうか。確かにレッドオーシャンは血で血を洗うと言うと言いすぎかもしれませんが、楽に生き残っていけるような場所ではないでしょう。しかし、だからと言ってブルーオーシャンが住みやすいとは限りません

 まず、レッドオーシャンに生きる場所は本当にないのでしょうか。常に緊張感を持って、周囲に注意を払う必要はあるでしょう。しかし、全ての空間が埋まってしまっているほどの状況ではないはずです。そうです、レッドオーシャンにも生きる場所は有ります。その代表が「ニッチ戦略」です。ニッチ領域はまだ誰もいないのでブルーオーシャンだという人もいます。しかし、それは違います。ブルーオーシャンとはまだ誰も気付いていないような領域、参入時点では競争の無い領域です。一般的に言うニッチ領域とは、そこにニッチ領域はあることは分かっていても、大企業ゆえに参入できない、参入するソリューションが無いというだけの領域です。従って、ブルーオーシャンではなく、レッドオーシャンの中の生き残る場所です。
 従って、レッドオーシャンであっても生きる場所は存在します

 また、そもそもこの情報化社会、あらゆる分野が飽和社会である現代においてブルーオーシャンは存在するのでしょうか。そして、そのような状況の中でブルーオーシャンはなぜ今でも誰もいないブルーオーシャンなのでしょうか。そんな風に考えると、ブルーオーシャン戦略の危うさ、難しさが垣間見えてくるような気がします。そうです、誰もいない、敵もいない代わりに十分な餌(顧客、マーケット)、住める場所も無いかもしれません。別の言い方をすれば、誰も餌や住める場所を見つけられていない領域なのです。だからこそ、だれもそこに近づかないのです。
 しかし、前述の通り、この情報化社会で本当に誰にも見つからず、ひっそりと存在する領域などあるのでしょうか。このような時代においてはブルーオーシャンは見つけるものではなく、「創造」するものであると言えます。そのまま参入さえすれば成功が約束されているような都合のいい場所はもはや残っていません。そのような場所になり得る可能性を持った領域を見つけ出して、後は、自力でブルーオーシャンにしていかなければなりません。

 一方で、レッドオーシャンは競争が激しい、緊張感が必要な代わりに餌は確実に存在しています。他方でブルーオーシャンは敵はいない代わりに、前述のように住む場所も餌も自分で新たに探す、創り出す、すなわち、完全開拓の必要があるということです。こんな風に考えると、どこにでも生きる場所は見つけること、創り出すことはできるのではないでしょうか。そして、楽ができる領域などどこにも無い、それぞれにそれぞれの困難があるというだけです。ブルーオーシャンだからと言っても必ずしもレッドオーシャンよりも楽に利益が出せるという保証はどこにもありません。重要なことは、どんな武器を持っていて、どんな戦い方ができるのかということ、そして、どのような勝利を望んでいるのかということです。自分に合った住処を見つける、または、創り出せるかどうかが勝てるか、生き残れるかの分水嶺になります。

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