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目的・ケース・対象に合わせたPDCAのコツとポイントとは

 
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  • PDCA研修
    PDCA活用による効率化

 PDCA、Plan−Do−Check−Actionのサイクルを回すということが重要であることは社会人であれば多かれ少なかれ耳にしているはずである。ただ、実際にPDCAというとほとんどの人は製造現場の改善などをイメージすることが多いと思われる。しかし、PDCAの考え方は製造部門に限らず、研究開発なども含めた全ての分野や対象で有効なものであり、実は日常的に、無意識のうちにPDCA的プロセスを回していることは少なくない。

 このように実は身近なものであり、多くの対象に適用可能なPDCAの考え方であるが、気を付けなければならないのはPDCAという同じ言葉は使うが、全てにおいて同じようにPDCAサイクルを回せばよいというわけでないことである。対象やケースに合わせて個々にプロセスの設計が必要なのが本来のPDCAなのである。例えば、製造現場や管理部門などで行うPDCAサイクルはある程度決まった一定の型やパターンをモディファイしていくことからルーチン型PDCAと呼ぶことができる。これに対して、研究開発やトラブル対応などのようにケースや対象ごとに違いが大きく、個々に合わせてPDCAサイクルを再構築していくタイプのものはノンルーチン型PDCAと言える。

 このように様々なタイプのPDCAが考えられるが、それらすべてに共通することはPDCAの内「P」が最も重要であり、Pで全てが決まると言っても過言ではないことである。PDCAサイクルが上手く回らない最大の要因はPが上手くできていないからである。Pがきちんとできていれば、「D」はもちろん、「C」、「A」も作業に落とし込んでいくことができる。PDCAサイクルを回すとは、状況に合わせて対応しながら(DCA)を回すのではなく、Pで決めた規定範囲の中でケースを選択しながら回すということである。決して「○○をやるぞ」はPではなく、失敗、期待外れも含めてゴールまでのルートを描いたものがPである。ただし、Pは絶対不変のものではなく、状況に合わせて変化していくものである。重要なことは、Pを無視して現場対応、その場対応のパッチワークでDCAを回すのではなく、あくまでもPが変化してそれに伴ってDCAが変わるということである。

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 ここでもう一つ重要なポイントは、PDCAに明確に時間の概念を取り入れることである。一般的なPDCAの考え方では内容や項目に注意が集中し、時間の概念は切り離されて、全くの別の「計画」の中で議論されることが多い。しかし、これらを切り分ける理由はなく、Pの中で同時に計画、スケジュールとして時間の概念を取り込めば良いだけである。そうすることで、DCAがスムーズに回っていくことになる。


 また、管理者の存在もPDCAサイクルをスムーズに回すために極めて重要なものとなる。担当者はPに則って粛々とPDCAサイクル回すことがその役割となる。これに対して、管理者やリーダーはPDCAサイクルの回転を制御、監視することが役割であり、必要に応じてPを変更する。しかし、多くのケースで管理者、リーダー不在のまま現場担当者だけでPDCAサイクルが運用されている。このような状況になると、Pが次第に無視され、臨機応変の呪文のもとで現場対応、その場対応のパッチワークがまかり通ってPDCAサイクルが崩壊するという事態になってしまう。

 PDCAには難しい面もあるが、その応用範囲の広さも含めて目的達成のための非常に強力な武器であることから、正しい運用をすることが重要となる。

 

 この他にも様々なものがあるが、より詳細な解説や具体的なPDCAの実務での活用の方法など、詳細はセミナーや研修へご参加やコンサルティングを活用ください。

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