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コントローラブルとアンコントローラブルの区別(計画の立て方)
戦略策定から、開発計画を立てる、その年度の目標設定をするなど、未来を考えることは仕事の上ではもちろん、日常でも数多くあると思います。誰でも失敗をするのは嫌ですから、当然のことながら色々なことを考えます。こんなことがあったらどうしよう、こうなったらあーしよう、などなどです。しかし、考えれば考えるほど泥沼に入り込んでしまうこともしばしばという経験は誰もが持っているはずです。
未来に起きることは誰にもわかりません。だからこそ、いろいろ考えると言えばその通りです。しかし、そんな中で考えることは大きく二つに分けることができます。それは、タイトルの通り、「コントラーラブルなもの」と「アンコントローラブルなもの」の二つです。コントローラブルなものとは、事前準備や予測によって起きる、起きない、どのようになるかなどをコントロールできるものです。例えば、起きる可能性のある事柄に対して、何かを事前に準備することで起きるかどうかやその結果を変えることができるものはコントローラブルなものと言えます。一方で、完全にランダムまたは、人知を超えた事象(天気など)や他人の考え、行動などのようにコントロールできなものがアンコントローラブルなものと言えます。
計画を考える上ではこの二つを明確に判別することが重要になります。コントローラブルなものについては、緻密、綿密、詳細、十分に事前に検討することで、その影響を最小限に抑制する、最大限の成果を得ることが可能となります。一方で、アンコントローラブルものに対して起こったらどうしようといつまでも考えたところで結果は不明なまま、状況は変わらないというものですからこれに必要以上に時間を費やしても無駄とも言えます。
しかし、ここで冷静になって考えると、完全にアンコントローラブルなものとはどれほどあるでしょうか。一見アンコントローラブルに思える天気であっても、確かに天候を変えるなど事象そのものはコントロールすることはできないかもしれませんが、例えば折り畳み傘などの携帯雨具を持つことで急な雨による「影響をコントロールする」ことができます。したがって、一見アンコントローラブルに見えたとしても、多面複眼的に対象を客観的に見ることで、コントローラブルな側面を見つけ出すことが可能なことがあります。もちろん、やはりアンコントローラブルなものはあるので、その時は別の手立てを考えることも重要です。
実は、このアンコントローラブル、コントローラブルという思考には自分の子供との会話が影響しています。私の子供は、色々なことに対して非常にポジティブに捉えることができるようで、その点については師匠と呼んでいます。曰く、「なんだかんだと考えてどうにもならないこと、どうしようもないことは考えてしょうがないんだから、腹をくくって動き出さないといけない」というようなことを言います。受験勉強で大変な時も、親が変にに心配して「大丈夫?」と声をかけた時も、「やりたいことがあって、それに必要な勉強をするために行かなければならない大学があるんだから、嫌もしんどいもなくて、やらないといけないんだから頑張るしかないよ」と言われました。まさに、アンコントローラブルな進学というものに対して、自分でコントロールできる受験勉強をフルに活用して結果を思う方向に変えようと努力しているわけです。
コントローラブルなものは当然コントロールすることを目論み、一見アンコントローラブルなものでもその中のコントローラブルな部分を見つけ出す努力をする、そして、完全にアンコントローラブルなものには囚われないようする、ということが仕事の世界、技術の世界はもちろん、人生においてもとても重要なことです。
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