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接着不良・剥離分析 (接着と粘着の違い)

 
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 接着とよく似た言葉に粘着というと呼ばれるものがあります。どちらも、何かと何かを付けるという共通点はありますが、実は両者にはいくつかの違いがあります。(ただし、当サイトではこのページ以外では便宜上両者のまとめて接着と記載しています)

 まず、接着についてその定義を考えていきます。接着はいわゆる接着剤を用いて物と物とが付けられますが、代表的な接着剤としては、エポキシ接着剤や瞬間接着等があります。これらに共通する特徴としては、何らかの反応や変化を伴っているということです。それは、前述のエポキシ接着剤や瞬間接着剤のように化学構造の変化を伴う場合もあれば、溶剤の蒸発による変化など様々なものがあります。いずれにしても、系が何らかの変化を起こすことに特徴があります。


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 二つ目の特徴は、何らかの変化を伴うということから、その効力を発揮するまでに通常ある程度時間が必要です。瞬間接着剤は、文字通りほぼ一瞬で反応終了するので、この時間が極めて短いということになります。これに対して、溶剤揮発性の接着剤の場合には、拡散時間が必要なため一般的には効力が発揮されるまでにある程度の時間が必要です。そして、反応時間等の変化時間は温度に左右されるので、気温によって接着時間が変化したり、場合によっては接着強度に影響を与えることもあります。また、反応を伴うことから通常は繰り返し性は無く、剥離した場合には破壊を伴います。


 このような特徴を持つ接着に対して、粘着は化学反応等の変化は伴わず、水素結合との相互作用によってその効力を発揮します。従って、通常即座に効力を発揮するという特徴を持っています。ただし、反応を伴わず相互作用のみで付けることからの力は接着に比べると一般的には弱いと言えます。また、共有結合のような恒久的な結合を形成するわけではないので、時間と共にその効力は低下することがほとんどです。一方で、接着に無い特徴として繰り返し性を有するということが挙げられます。


  以上を踏まえて、接着と粘着の特徴を図にすると以下のようになります。



 

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