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マニュアルコーチングの問題
現代社会を反映しているとも言えるのですが、世の中には極めて多くのコーチングに関する本やホームページが存在しています。そして、多くのものに共通して出てくるキーワードがいくつもあります。例えば、GROWモデル、傾聴、コミットメントなどが上げられます。また、キーワードだけでなく、フレーズでも、「あなたが考えるのです」、「あなたが自分で考え行動してこそ効果があります」などです。確かに、どれもコーチングには必要なことであり、決して間違っているわけではありません。
しかし、勘違いしてはいけないのは、これは全て星の数ほどあるコーチングにおける道具の一つでしかないということです。必ずしもGROWモデルに全てが帰着されるわけではありません。そして、いつもあなたが考えなければならないというわけではありません。みなさんがおかれている状況は千差万別、十人十色であり、同時に、皆さん自信のパーソナリティー(性格や考え方)も違います。果たして、それらを全て一定のパターンに押しはめてしまうことが最善の正しい方法なのでしょうか。
これらの手段は、確かにコーチングを学ぶ初心者には良い例であり、教える側(教える事をビジネスとしている側)にはとても都合の良いものです。しかし、それら手段ありきでコーチングを語ることには賛同できません。
今やコーチングにも段位認定、資格認定システムとでも言うべきものが持ち込まれてしまい、資格ビジネスとも言われかねない状況になっています。認定さえされればそれで良いのか、認定されていなければ力量が無いのか、決してそうでないことは少し考えれば分かることです。認定システムが適しているのは、知識がスキルを決めるものであり、コーチングはそうではありません。コーチングで必要なことは、どれだけ多くの経験をし、どれだけ多くの事象を見てきているかということの方が重要です。しかし、それらは認定システムに必要不可欠な試験では評価しきれません。また、本当に正しく評価するためには認定者に対して極めて高いレベルが必要とされます。残念ながらそれらは現実的ではなく、認定システムを構築する上ではどうしても画一的な取り決めが必要不可欠であり、そのための必須要素が前述のような道具たちなのです。
しかし、繰り返しになりますが、コーチングとはそんなに簡単なものではありません。もちろん、必要に応じてそれら「道具」たちは活用していきます。ただし、それありきではありません。ぜひ、型にはまったマニュアルコーチングではない、本当の、真のコーチングを体験してみてください。
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