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LCにおけるカラム、分離モードの種類と特徴

   
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 HPLC用のカラムにはいくつもの種類があるが、大まかには、充填剤担体の材質、分離モード(原理)、カラム自体の材質等によって分類することができる。

  充填剤担体の主な材質、シリカゲル、高分子が用いられ、この他にもガラス、カーボン、チタンなども使用されている。この中で、シリカゲル担体は安価であり、高理論段数も得やすく、高圧で流せるので最も一般的使用されている(例えば、ODSカラム)と言っても良い。しかし、シリカゲルという性質上塩基性資料には使えないという制限がある。また、以前は残存シラノールなどの問題でロットバラツキもあったが最近はかなり軽減されている。このシリカゲルの塩基性領域不可を補うものとして挙げられるのが高分子担体である。ただ、耐圧性や理論段数の点においてはシリカゲルに劣る。高分子担体は大きくは親水性と疎水性の二つに分けることができ、使用溶媒等によって使い分けられている。


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 また、HPLCではいくつかの分離モードがあり、これらによっても仕様カラムが分かれる。一般的に良く用いられるのは、排除体積型、逆相型、イオン交換型、吸着型などが挙げられる。排除体積型は、主に分子量の違いによって分離するものである。これに対して、逆相型は分配型とも呼ばれ、試料と、充填剤、溶離液との間の親和性の違いによって分離するものである。イオン交換型は、試料と充填剤との間のイオン交換作用したイオン性による分離であるが、系のpH等に大きく影響を受けるので注意が必要である。


これら以外の分類としては、カラム自体の種類の違いとして、ガラス、ステンレスを主として、その他にライニング、PEEKなどもある。



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