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なぜ人を採用するのか(採用の目的)


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 毎年多くの企業で人材の採用が行われています。最近では新卒採用だけでなく、中途採用など様々なパターンで行われています。そして、どこの企業も人材の採用は必要不可欠であることは誰でもが知っています。しかし、その理由はと聞かれると、ほとんどの方は退職等で減った人材の補充や事業拡大などを背景とした、足りない人材の補充が思い浮かぶのではないでしょうか。もちろん、3大経営資源のヒト、モノ、カネの筆頭にある人材ですから、必要不可欠であることには違いありません。しかし、補充という観点だけで採用を行っていては企業の成長はありません。

 そこで、今回は人材採用の目的について書いてみたいと思います。

 まず、不足、欠員といった補充のための人材採用という目的は、これ自体は決して間違ったものではありません。前述の通り3大経営資源の必聴資源である人がいなくては事業は回りません。しかし、一方で、これらは基本的に既存路線の踏襲のためであり、広義には維持のための人材採用であると言えます。

 現代のように時代の流れや変化が速い時代においては、企業は維持を考えるだけでは生き残ることはできません。新規事業に代表される、時代に合わせた新しいことへの挑戦が必要となります。すなわち、変化、変革が必要となります。従って、それに合わせた、言うなれば成長のための人材が必要です。

 維持のための人材と成長のための人材の違いはどこにあるでしょうか。

 それは、維持のための人材は基本的に既存人材と類似の人材ということになります。このパターンの場合には、基本的には誰かの代わりや誰かがやっていることができる人を増やすということが目的になりますから、当然ながら似た、もしくは、同じスキルを持った人材が必要になります。

 一方で、成長のための人材はそれまでにいなかったような新たな人材が必要となります。これは、成長拡大のためには、新規事業を展開することになりますから、会社として新しいことにチャレンジすることになります。そのため、ほとんどの場合、それまでとは違ったタイプの人材、スキルを持った人材、時には、全く正反対とも言える人材が必要になります。従って採用においても、募集の方法、選考の方法、選考基準などあらゆる面で全く異なるプロセスを用意しなければなりません。

 しかし、現実には目的に合わせた再用や工夫がされていることはほとんどなく、一つの網で同じ場所からすくい上げて、同じ目のふるいにかけて採用が行われています。これでは、目的ごとに必要な人材を得ることが極めて困難であると言えます。一種の博打であり、ばーっとすくってみて、一旦採用して、その中から選ぶということになりますから、結果的に妥協の産物になってしまいます。

 このように考えると、採用においては、そもそもなぜ採用するのかという採用の目的が重要であることが分かります。

 なぜ、〇〇人採用するのか
 なぜ、その採用基準なのか

といったことを突き詰めて検討していく必要があります。

 人材は企業にとって最も重要な要素の一つです。これまでの踏襲ではなく、本質に迫った採用プロセスを構築することが必要不可欠です。

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